医療事務員を育成する会社 株式会社GLANZ
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株式会社GLANZ
(グランツ)
愛知県名古屋市中区栄5-26-39
『チーム力』という言葉を最近では業種に関係なくよく耳にします。簡単にいえば、一人の力では目指せないレベルの目標を、複数がチームとして力を発揮することによって達成できることでありますが、ではその『チーム力』とは一体何に当たるのでしょうか?
・仲が良いことが『チーム力』ではない
最近、チーム力という意味を間違えていないかな?と思うことが度々あります。
特にクリニックは女性のスタッフがほとんどですので、実際人間関係も大変だったりすることがあると思います。関係が悪いところはチーム力以前の問題ですが、仲良くやれているだけでも「良し」としなければならないところかもしれません。しかし、「仲良くやれている」イコール「うちはチーム力がある」と勘違いしているところも少なくありませんし、実際、仲の良さが逆に医療機関にとって裏目にでている場合もあります。どちらにしても常に程よい緊張感と仕事中であるという意識は必要であると思います。
現場でこんな場面はありませんか?
・失敗したことをお互いかばい合って軽く済ませてしまい、次の反省に生かせてない
・ミスを隠そうとする又は隠して報告しない
・情報共有されていない事が患者さんに迷惑をかける形になっても悪いと思っていない
・他部署の業務に全く興味を持たず、多忙時にフォローしあうことを損得勘定で考える
・1つのミスの話を他の部署と責任転嫁しあう
・部署ごとに確立されすぎて、業務に対する繋がりを感じられない
本来で言えば、業務中と業務外の気持ちを切り離せたら一番良いと思います。
しかし、実際はなかなか線引きが難しいと思いますので、その部分を除いたとしても仲が良いだけでは決してチーム力が良いとは言えません。それなら極端にいえば、仲が良くなくてもしっかり線引きして、業務中だけでも繋がりをもってやってくれた方がいいわけです。ただ、実際チーム力のある現場は何をとってもほぼ問題がなく、また毎日の業務も滞りなく同じ状態でスムーズに展開されているところが多いです。
では、上手く展開しているクリニックはどんな感じなのでしょうか?
実際、『チーム力』でスムーズにできていると思うところは、
① スタッフ同士仲は良いが、患者さんの前ではきちんと線引きできている。
・友達のような接し方をしない。
・適度な距離感を心得ている。
・患者さんの前でため口での会話をしない
② 全部署で把握することの情報共有ができている。
・同部署同士で把握したら、必ず他の部署でも必要な内容はすぐ伝えにいく。
・なるべく情報共有を後回しにしない。常に同じ情報が早い段階で出来ている。
③ 部署ごとの境界線を作らない
・一つの部署が忙しそうなときはできそうなことを進んで手伝う。
・その部署しかできない事(医療行為や会計業務など)以外は誰もがやるという高い意識をもっている
何事もチーム単位(クリニック全体)で患者さんの状況を共有し、また全員同じレベルで業務をこなすことに徹底しています。チーム力とは、適度な人間関係と、個々に情報を抱えこまず常に情報を共有すること。そして、他の部署業務にも興味をもって、積極的に関わることであると思います。患者さんが何か質問した時に、全く知らない・分からない態度をされると、とても不安になりますし、共有することを意識していないレベルの低いところだとすぐばれてしまいます。
全部をリアルタイムで共有することは、忙しい中とても難しい部分ではありますが、だからと言ってすべてを「忙しい」で片づけるのではなく、みんなが心ひとつにやっていこう!という志で取り組む姿勢こそが真のチーム力であると考えます。
今、現場のチーム力を患者様のために使えていますか?