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現場が上手くいっているクリニックはここがちがう!

≪コラム4≫ 前編

人件費はただの経費ではなく『投資』

医療スタッフの人手不足に対する危機管理
 

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人件費は、経費の中で最も大きなウエイトを占めますが、かといってギリギリの人数しか確保していないと、少しの問題でも毎日の診療業務に支障をきたしてしまいます。そして何より今は、クリニックの増加に反して医療スタッフ不足が深刻であります。最悪な場合、スタッフが揃うまで閉院を余儀なくされているところや、先生自らが受付からお会計までの業務をしていたり、会計徴収ができずに診療だけして後日お会計を頂く(またご来院された人に限りますが・・)ところも実際耳にしますが、そこまで珍しいことでもありません。

 

・医療スタッフの人手不足問題

 あれだけ花形の職業ともいわれ、宣伝や雑誌でも題材的に取り上げられていた医療事務員も、今はなり手が少なく、募集をどれだけかけてもあまり来ないのが現状です。また看護師は有資格者である分引く手あまたの状態で、いい環境の所でないとなかなかきてくれません。これからクリニックがどんどん増えていくのに反して、医療スタッフの人手不足が深刻になっていくでしょう。

 ですが、かといって面接に来た人だれでもよいわけではありません。いくら人が不足していても、使えない人は雇いたくないものです。しかし、決してスタッフが足りていないところばかりではありません。充分に人数が揃っていて、人手不足知らずのクリニックも沢山あります。

  では、その違いはなんでしょうか。

その違いははっきりしています。人件費に関する考え方です。質の良い人件費を使っている。いえ、正確には「投資している」です。これにつきます。

  人件費がもったいないから、足りなくなった時に考える・・       

運よくスタッフがずっと辞めずにいてくれればそれでもよいかもしれませんが、大体そんな状況は一生続きません。必ずスタッフの入れ替わる時期が遅かれ早かれまいります。今何となくできているのであれば、それは決して当たり前の状況ではありませんので、うちは大丈夫!と安心している場合ではありません。  

≪人手不足のクリニックが陥りやすい状況≫

残されたスタッフが不安になって辞めてしまい、さらに人手不足となる。スタッフのモチベーションが下がる。

入って間もないスタッフに前のスタッフと同じクオリティーを早くに求めるのでプレッシャーになって結局やめてしまう。

焦って膨大な広告費を使うことになる。

人数が足りなくて新しいスタッフ教えている暇がない。その間に大きなミスが起こる

スタッフがコロコロ変わることに患者さんが不安を覚える。スタッフ全体のやる気が低下しているのが患者さんにも伝わる。

焦って面接をして出来ない人を採用してしまい、逆に手をとられる。

⑦ドクターも不安を通り越し、イライラしながら診察をする。現場の空気が悪くなる。

 一度状況が後手に回ると、ゼロではなくマイナススタートになるため、盛り返すのにかなりの時間と労力がかかりますし、経営者当人も心配で診療どころではなくなります。また、残されたスタッフは、自分も早く辞めたほうがよいのでは?と逃げ腰になります。そして、経営者はこの先の見えない不安で眠れない日々を過ごす話もよく耳にしますので決して他人事ではありません。また、そんな状況になったことはありませんか?

では、安定しているクリニックは、そんな感じでいるのでしょうか?

次回お伝えさせて頂きます。

  (次回、H31.4.14頃 配信予定)