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現場が上手くいっているクリニックはここがちがう!

≪コラム1≫ 前編

『黙っていても患者は勝手に来る』時代の終焉 

SNSに対する危機管理が必要な時代
 

医療事務スキルアップの研修・育成、現場コンサルティング・レセプト点検なら株式会社GLANZ

近年、クリニックは増加の一途をたどり、今ではどこにでも見かけるコンビニエンスストアや歯科医院よりもはるかにその数は多く、患者様獲得に向けての経営観念が必須になることは間違いありません。

 統計調べで、コンビニエンスストアの数は5万4,882件(JFAコンビニエンスストア統計調査平成30年4月)、また歯科医院の数は6万8,913件、そしてクリニック(一般診療所)の数は10万1,580件に及び、まさにコンビニエンスストアの2倍、歯科医院の1.5倍であるのが現状です(歯科医院・一般診療所共、厚生労働省・医療施設動態調査平成30年3月)。

 現在、団塊の世代が高齢化し、これからの数年患者数が多くなるのも事実です。しかし、実際の日本の人口全体は減少傾向にあるので、高齢者のみのターゲットでいけばここ数年は見込めても、クリニックの存続をこれから何十年単位で考えていくなら、先の動向まで見据えていく必要があります。

「ホテルレベルのサービスが必要」というと極端に聞こえるかも知れませんが、近い将来極端な話でもなくなることでしょう。
もう、昔のような「先生様が患者を診てあげる」、そして「黙っていても患者は勝手に来る」時代は終わりました。

 そしてSNS(インターネットのソーシャルネットワークサービス)が発達するにつれ患者自身、医療機関を選択する幅が増え、そして不満なことはすぐに口コミにあげることが容易に誰でもできる時代になりました。よって、良い噂も悪い噂もあっという間に広がってしまいます。必要以上にビクビクする必要はないものの、「危機管理」はますます重要な時代であると言えます。

 しかしながら、私が今までたくさんの医療現場を見てきた中で、それだけ先を見据えて素早く経営者目線で現場環境を考えているところは意外に少なく、明日の経営すらギリギリの環境でやっているところが非常に多いことに、私自身が今の医療に危機感を感じています。
とはいえ、私一人がそう感じていても、経営者である院長自身にそう感じて頂かないといけないのですが、その危機感すら全く感じておらず、「そうなってから……」と思っているところが非常に多いのが現状です。

 では、その現状について後編でお伝えしていこうと思います。

(次回、H31.1.10頃 配信予定)